早春の海藻(生)【まとめ】スーパーにはどんな海藻が売られている?

海藻の新物の季節です!

2月の中旬くらいになるとスーパーや鮮魚店に生の海藻が並び始めます。

まだ雪も積もったりしますが海の中はもう春なんですね!

いろんな新鮮な海藻が市場に、店頭に入荷してくるのです。

生わかめ、生めかぶなど地域によってはさらにいろんな海藻が徐々に増えてきます。

いろんな海藻があってどれがどんな味するの?

この海藻どうやって食べるの?

といろいろわからないことがあると思います。

この機会に早春に出始める新物の生の海藻の美味しさをそれぞれ見ていきたいと思います。

目次
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早春から生の海藻が入荷します。

ちょうど節分恵方巻きセールが終わるあたりから生の海藻が入荷し始めます。

お店によって取り扱いされる海藻の種類は限られているかもしれませんが、鮮魚が強い人気のお店ではこの海藻の品揃えはしっかりすると思います。

海藻は売場に新鮮さと鮮度感を出してくれるので魚の売れる店はこれを効果的に使おうとするからです。

値段もみな似たようなもので決して高いものではないので後はお好みで選ぶことになると思います。

ただ、調理方法がわからないので手が出ない、食べたことがないという海藻もあると思います。

実にもったいないというか早春の味覚を味わい損ねているのは非常に残念に思います。

なので、ここでそれぞれの特徴と美味しさをリッキーが説明して新たな美味しさを見つけてもらえるようにしたいと思います。

生わかめ、生めかぶ、生ギバサ(アカモク)、生かじめ、岩もずく

この5種類の海藻についてみていきたいと思います。

みなさん知っていることもあるかと思いますがぜひお付き合いください。

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生わかめ 不動の定番人気No.1

不動の人気はやっぱり生わかめですね。

なんで日本人はこの生わかめが好きなんでしょうか!

栄養も豊富で健康を気遣う人が多いのかもしれません。

栄養豊富な海中で育ったわかめには、 ヌルヌル感の正体である「アルギン酸」をはじめ、 カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分など、 たくさんの栄養成分が含まれています。

日本わかめ協会H Pより

ただ、今回紹介するのは新物の生わかめです。

これは乾燥わかめや塩蔵わかめとは一線を画します。

というのも生というだけでなく新物ならではのシャキシャキ感というか歯触りがしっかりして美味しいからです。

味噌汁に入れても、酢の物にしてもやっぱり新物の美味しさは違います。

新物の生わかめ食べてないという人がいたらぜひ食べてみてください!

きっとその美味しさにビックリすることでしょう。

新物生わかめのこともっと知りたい方はこちらの記事へどうぞ。

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生ギバサ(アカモク) 近年人気沸騰!!!

近年このギバサ(アカモク)が「内臓脂肪を減らす海藻」としてTVなどにも取り上げられて人気となっています。

金沢の市場や能登の各港にも水揚げされたものが入荷します。

印象としては最近非常によく売れるようになったという感じです。

釣りをする人に言わせると邪魔な海に漂うゴミだ!みたいな言い方をします。

ちょっと乱暴ですが船のスクリューに絡まって事故になりかねないということなのでそんな嘆きも出てくるのでしょう。

鮮魚コーナーでは健康志向の方から絶大な人気であり、今では生わかめをしのぐほど売れるようになっているようにも思えます。

食べ方は基本わかめと同じですが、先ほどもあったようにネバネバが特徴なんですね。

詳しくは下の記事へ。

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生かじめ 馴染みないけれど熱烈ファンも多い海藻

かじめという名前ご存知でしょうか?

このかじめは板のようで表面がデコボコしている海藻ということでちょっと特異な感じの海藻です。

かじめと名前がついていますが、地域によって呼び方が違ったりしてちょっと混乱しそうです。

板のような見た目と硬さが気になる海藻です。

詳しくは下の記事でどうぞ。

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生めかぶ 食感と粘りが美味しい!

めかぶといえば味付けめかぶが有名ですがこの生めかぶが原料です。

刻んで食べることが多いので調理するのが大変です。

湯にくぐらせると鮮やかな緑色になります。

それを刻むということですがツルツル滑って切りにくいです。

ただ、新物のめかぶの美味しさは格別なので調理しにくいとしても頑張って調理したいところです。

詳しくはこちらをどうぞ。

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岩もずく 日本海でとれるもずく

沖縄産の太もずくや細もずくに対して日本海の海底の岩場で採れるもずくを岩もずくといいます。

冷たい海でとれる岩もずくはシャキシャキ感も強く磯香りも強くお値段は少ししますが大変人気のもずくです。

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まとめ

まずはこの5種類の海藻を見かけたらぜひ利用していただきたいです。

全て新物になりますのでどれも早春の味わいがご堪能いただけるということになります。

ご自身だけでなく家族の健康を気遣うという方はこの早春の海藻はしっかりチェックしてください。

なによりも新物は美味しいですから!

リッキーは生めかぶが気になります!

湯通し刻んでわさびドレッシングで食べてみたいです。

地方によってはまだまだ海藻の種類あると思います。

ご当地の美味しい海藻あったら教えてくださいね!

<終わり>

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この記事を書いた人

鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー
30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。
なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。
一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。
すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。
有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属

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