最近市場で珍しいものが入ると声をかけられるようになりました。
今回も「どうです?」と声をかけられたのがこのマンボウでした。
正直、どうしようと思いましたが対面に並べたら子供達も喜ぶんじゃないかと思い、思い切って買い付けてみることにしました。
実際食べる機会があったので合わせて紹介します。
目次
市場にマンボウが並んでいた
ある日市場に買い付けに行った時にデカい魚が並べられているのは確認しました。
ん、マンボウらしきものがあるかとその時は他の買い付けを急いでいたのでさーっと流していきました。
ある程度買い付けが終わった頃に、突然市場の人が「リッキーさんにいいものよけて置きましたよ」と言われました。
もしかしてと思ったら、案の定マンボウのことでした。
なかなか買う人はいない??
そうか、わざわざ置いておいてくれたのかとその時思いましたが、改めて考えると自分以外に買う人はいないから声かけてくれたんだろうと邪推もしていました。
これだけの大きな魚を捌くのも大変だし、まともに売ろうとしても売れるもんじゃない魚です。
普通のスーパーでは当然断られるのが目に見えています。
こんなケッタイ(失礼!)なものを買うのはリッキーくらいなもということでしょう。
そんなことで声かけてくれたんだろうと思いました。
値段は激安??
いずれにしても、値段次第なので聞いてみるとメチャクチャ安い値段でした。
17.6kgもある魚が鯛1尾くらいの値段なのです。
要は需要と供給のバランスですね。
ほしい人がいなければ値段もつかないと言った感じなのでしょう。
少なくとも金沢ではということです。
他の土地に行ったらもっと高いのかもしれません。
ありがたくいただくことにしました。
鮮魚が売れる店へ納品
店舗の中でも鮮魚が売れる店へ入れました。
ここは以前ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)なども入れたことのある店です。
チーフもベテランでいろんな魚に興味を持ってくれるのでなんとかしてくれるだろうという思惑です。
実際にそのチーフも納品時はブーブー言ってましたが、結構喜んでいました。
実際に売って並べてみた
一応値段をつけましたが基本展示用のつもりです。
私は別用があったのでその店にいけませんでした。残念。
後日聞いたところでは客さんの反応は写真を撮ったり楽しんでくれたようです。
ただ、そのマンボウが売れたそうです。
半身だけですが自分で捌きたいという常連のお客さんが買っていってくれたようです。
なので、私は捌くところを見ることができませんでした。
残りの半身を切り身にして出したそうですがそれもほとんど売れたとのことです。
マジか〜!知っている人いるのかと思いました。
マンボウのおいしい食べ方
ところで、このマンボウどうやって食べるのがおいしいのでしょうか?
正直、私も初めてだったのでネットやXで聞いてみたりいろいろ調べました。
基本水分をたくさん含んでいるので塩で水抜きしたり干したりして食べた方がいいようです。
煮付け
まず煮付けはみなさんおいしいという声が多かったです。
ただ肝を一緒に入れないとおいしさ半減だそうです。
塩焼き
能登の人の話ではこれを干して焼いて食べるそうです。
もちろん、水を抜くためでしょう。
干して乾かすようです。
普通によく食べていたとのことです。
能登でも揚がるんですね。
刺身
刺身もおいしいという声がたくさんありました。
ただ実際に醤油漬けにしてたのが残っていたので食べてみましたが、ちょっとイマイチですかね。
味はおいしいのですが、食感がアロエみたいなゼリーみたいな感じでなかなか味わったことがない感覚でした。
寄生虫のことも考えると、安易に刺身にするのはどうかと思いました。
ボイル酢味噌
ボイルして酢味噌で食べるという話も聞きました。
これが一番うまそうかもしれません。
水分も抜けるし、氷で締めれば味自体はいいので問題ないと思いました。
マンボウも食用としてはあり
マンボウはその愛らしい姿からちょっと抵抗はありますが食用魚としてしっかり成り立つものと実感しました。
写真でわかる通り、真っ白なキレイな身をしているのにはビックリですがおいしそうに見えます。
小さなサイズならスーパーの魚屋でも扱えないことはないでしょう。
まとめ
魚の世界はいつまで経っても学ぶことがありますね。
まさかマンボウを食べるとは思ってもみませんでした。
Xでは水族館でしかみたことがないという人もいましたがほとんどの人がそうなんだと思います。
もっといろんな魚と出会いたいと思いました。
<終わり>
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