
夏においしい刺身はなんだろうっていつも考えます。
そもそも夏は魚の水揚げも少なくなっているので刺身といっても種類が限られてしまいます。
また暑い時期なので生臭さが気になって生を食べるものちょっと躊躇しちゃいますね。
そんなときにオススメなのがこの「甘塩すき身だら」です。
なんで夏にタラなの?タラは寄生虫の心配もあるんじゃないの?と思う人も多いと思います。
今回はこの夏にオススメの甘塩スキミダラという刺身(風)を紹介したいと思います。
記事を最後まで読んでいただくと無性にこの甘塩スキミダラを食べたくなると思うのでどうぞ期待してご覧ください。
甘塩すきみだらってどんなもの?
まず、出来上がりを先にお見せします!

いかがですか?
美味しそうでしょ!
見た目にはわからないですがたらの身はキンキンに冷え冷えになっています!
ご存知ない方のために「甘塩すきみだら」のことを簡単に紹介します。
「甘塩たら」ということなので、真鱈を三枚おろしにして皮を剥いたものに塩をして保存性を高めたものです。
言ってみれば皮を剥いた塩だらです。
売るときは生食用に加工されてサクになって売られています。
昔は保存環境が良くなかったので魚に塩をして保存能力を高めたりしていました。
なので、甘塩だら自体はそれなりに塩辛いものです。
暑い夏ならちょっとくらいは塩辛くてもいいでしょうがさすがにこの「甘塩すき身だら」塩を抜いた方が美味しいようです。
知らずにこのまま食べる人もいますがちょっとキツイですね。
甘塩すきみだらの塩抜き

地元のスーパマーケットなどでは今でも生食用の甘塩すき身だらを販売しています。
大手スーパーなどにはほとんど置いてありません。
これを一度塩抜きしてから薄くスライスして生姜醤油で食べるのです。
暑い時期にシオシオとしたたらの身 を氷水でキュッとしめたものを食べると最高!な味になるということです。
しっかり水にさらして30分ほど塩分を取り除きます。
サクのままボウルに水をはって流水をチョロチョロ流しておけば十分です。
ただ難しいのは塩を抜きすぎても美味しくないということです。
ほどほどの塩加減が残った方が美味しいので塩抜きの時間も見ながらやるという感じになります。
なので、ちょっと端っこを食べてみて塩加減を調整するというのがいいでしょう。
甘塩すきみだらの切り方

で、切り方ですが、塩抜きしたらそのままスライスして召し上がっていただいても美味しいです。
ただ、キレイにスライスするより途中まで切ってあとは引きちぎるようにして切っていった方がさらに美味しさが感じられるような気がします。
実際昔の人は手でちぎってむしり取っていたようです。
ちなみに甘塩だら切身というものもありますが、今紹介している「甘塩すき身だら」は生食用に処理されたもの別のものです。切身になったものは生食できませんのでお間違いなく。
公開調理教室の様子 甘塩すきみだらの切り方

大人気の公開調理教室は毎週木曜日の午後3時から金沢のスーパーマーケットの鮮魚売場の一角で開催されてました!
ただいまコロナ禍で休止中なのは非常に残念です。
状況が改善すればまた復活させたいと思っています。
今回はその公開調理教室でおこなわれたものの中から抜粋してご案内します。
「夏本番!甘塩スキミダラを生姜醤油で食べよう!」と題して、いつものように開催されました。
なにげにお客さんも集まりいい感じでスタートしました。
小学生5年の男の子も参加してくれました。
とても上手な手さばきでみんなビックリ!
和やかな雰囲気でとてもよかったです。
まとめ
キンキンに冷えた甘塩すき身だらを生姜醤油で食べるとプリプリとして本当に美味しいとおもいます。
また、今となっては甘塩すきみだらも扱う店も少なくなり懐かしの金沢の味となってしまっているようです。
こういう美味しい伝統の味は残こして置かないといけないですね!
また、ネットでも売ってないようです。
ネットで買えたらみなさんも食べられるのにと思います。
さかなのさショップで甘塩すきみだらを売っちゃえばいいのかもしれません。
リッキーもなんか考えたいと思います!
<終わり>

